論述問題に挑戦した
世界史と数学での課題

 さて、センター試験では足切りに引っかかって、二次試験が受けられない東ロボくんだが、世界史と数学の東大の二次試験模試(論述問題)に挑戦した。

【数学】 問題文の解釈可能性についていけず

 理系数学で偏差値76.2と、もっとも難関の理科三類にも合格するレベルに到達した。物理と同じで、問題文を計算式にまで解析できれば、どの受験生をも圧倒できる驚異的な計算力があるからだ。 

 その問題文の解釈でつまずきやすいポイントを見てみよう。

 たとえば、数学で用いられる文章は、比較的計算式に置き換えやすいが、それでも、さまざまな解釈可能性がある。

 問題文のなかに「○○ならば」という文があるとき、ならばの前後の文章同士の関係は、さまざまに変わる。

(ア)雨ならば遠足は中止、お弁当は教室で食べる。
(イ)雨ならば遠足は中止、晴れてほしいな。

 というふたつがあった場合、(ア)は、遠足が中止になるという条件なら、お弁当は教室で食べると、前半を条件として理解する。(イ)は遠足が中止になるのはいやだから晴れてほしい、という意味なので、条件ではない。

 これを東ロボくんは両方とも条件だと解釈してしまうのだ。

 また、数学の問題によく出てくる( )の意味の解釈も難しい。

(ア)y=0(x軸)
 この場合( )のなかはy=0、すなわち、x軸そのものですよ、という親切な言い換えである。

(イ)y=ax(a>0)
 この場合( )のなかはaが0以上であるという条件を示す。

(ウ)グラフの領域の問題でy=ax(x>0)
 この場合( )のなかは、グラフでxが0以上の部分であるという意味である。

 人間はこうした前提条件を暗黙のうちに読み取って、適切な判断を下しているが、東ロボくんには、この3つの( )内の違いはそのままでは認識できないのだ。

 また、問題文の文同士の関係を理解しているわけではないので、それ、これなどの指示語もわからないし、「一方」「他方」「それ自身」などの言い方にもとまどってしまう。