あなたの専門性は
「賞味期限切れ」になっていないか?
かつて日本企業は社内で「ゼネラリスト」の育成に努めてきましたが、最近は「ゼネラリスト」という言葉すらめったに耳にすることがなくなりました。経営環境が大きく変化し、ビジネスのスピードも速くなったためで、ゼネラリストという仕事はあまりイノベーションの起きない古典的な世界でしか成立しないのでしょう。
そして現在は個人が会社任せではなく、自分でキャリア戦略を考えなければいけない、プロフェッショナリティが重要であると説かれるようになりました。確かにその考え方は正しいのですが、キャリア戦略を立てる上で多くの人が見落としがちな罠がいくつかあります。そこで今回はキャリア戦略上、見落としがちな3つのポイントについて解説します。
1つ目のポイントは、「プロフェッショナリティの寿命」です。
ゼネラリストの需要が減り、個人が何らかの世界のプロフェッショナルを目指し、プロフェッショナリティを磨き続けなければならない時代になったのは間違いありませんが、一方でビジネスが変化するスピードが非常に速いので、一つのプロフェッショナリティだけで職業生活を終えられるほど甘くはない時代にもなっています。
磨き続けてきたプロフェッショナリティとは異なる、新たなプロフェッショナリティを身に付ける決意をどこかでする必要性が高くなっているのです。