さらに最近の研究で、リバウンドする時に増加する脂肪は、腹腔内に内臓脂肪として蓄積されやすいため、糖代謝や脂質代謝を悪化させ、糖尿病、高脂血症、高血圧等の危険性を高める可能性のあることも指摘されています。

 これらのことからも明らかなように、カラダを引き締め、健康的なカラダを手に入れるためには、食事と運動の両方を見直すことが不可欠です。食事制限だけのダイエットには何一つ良いことはないのです。

自分の身体を見つめなおすのに使いたい、「セルフチェックシート」。使い方の詳細はこちらまで。
拡大画像表示

 このような状況を避けるためには、体重と体脂肪率を測定したら、必ず体脂肪量と除脂肪量を計算し、それらの推移もあわせて把握しておくことをお勧めします。

 ただし第4回のコラムでも紹介したように、体脂肪量が1日に1kg、2kg増減することはあり得ません。仮に計算上そうなったとしても、それは測定誤差によるもの(体重と違って、体脂肪率やカラダの中身を「正確」に測定することは不可能です。あくまでも「推定」していることを忘れないでください)なので、多くても週に1回程度の頻度で推移を追っていく程度で十分です。そのかわり、着衣感や鏡に写った自分の姿に気を配るようにしてください。

筋トレに慣れてきたら、
ウォーキングやジョギングにチャレンジ

 みなさんは「脂肪の燃焼には、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動」と聞かれたことがあると思います。確かに教科書的にはその通りなのですが、脂肪を燃焼させるための有酸素運動は30分以上の時間を要するので、ふだん運動習慣のない人にとっては結構敷居が高い運動です。100kg当時の私も歩かなければと思ったのですが、「多忙でそんな時間もなく」、結局は手っ取り早い「食事制限だけのダイエット」に手を染め、痛い目に遭ったのはすでに紹介したとおりです。

 だからこそ本連載では、多忙なビジネスパーソンでも無理なく取り組めるエクササイズとして、1日10分、自分の体重が負荷であっても効果が期待できる筋トレを紹介しているのです。筋トレによって筋肉が増えると、メリハリボディになるだけでなく、基礎代謝が増えるため、エネルギーがより多く消費され、結果的に脂肪は燃焼されやすく、蓄積されにくく(=太りにくく)なります。前ページで紹介した「食事制限だけのダイエット」といった弊害を防ぐためにも、筋トレで筋肉を鍛えることは必要不可欠なのです。