とりあえず眼圧検査と眼底検査を毎年受けること

 恐ろしい病気ではあるが、前述のように治療により進行を抑えることはできる。ならば早期発見が重要だ。症状を自覚しにくいのでなおさらだが、急激に症状が進行するタイプの緑内障でないかぎり、人間ドックを受けていればまず大丈夫だ 。

 というのは一般的な人間ドックで行われる「眼圧検査」や「眼底検査」で眼圧の異常や視神経の障害がみつかれば、専門医の診察を受けることになるからだ。また急激に症状の進行するタイプの緑内障なら、あからさまに自覚症状が出るので人間ドックを待たずに専門医を訪ねざるをえない。

人間ドックではなく定期健康診断しか受けないの場合は、眼圧・眼底検査は検査項目に無いだろう。そういう人には、年に一度、眼科を受診することをおすすめする。

 緑内障の診断と治療の技術は日進月歩だから、よほどの難治性の緑内障にかかってしまったか、長期間にわたって自分の体調に無頓着というのでないかぎり、「失明」にいたるケースは少ない。失明原因が1位であるのは、病気による失明自体が比較的少なく、対して緑内障の患者は非常に多いということだろう。

(工藤 渉)

参考URL:

日本眼科学会 緑内障
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/ryokunai_ryokunai.jsp

参天製薬 緑内障
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/glaucoma/

日本人間ドック学会 眼圧検査・眼底検査
http://www.ningen-dock.jp/public/inspection/eye