ビジネスホテルは言うまでもなく「泊まる」ことに重点を置いた宿泊施設です。最も基本のサービスである安全で清潔に寝泊まりできる環境を提供する一方、それ以外の要素をできるだけ効率化しているのが特徴です。だから安く利用できるわけですね。でも、宿泊料金の安さだけに飛びついてしまうと、「こんなはずじゃなかった!」と後悔することがあります。

 宿泊時の満足度は各ホテルの設備やサービスの差も影響しますが、宿泊客が「何があり、何がないか」を予め調べておくことも重要なポイントです。それによって、目的が何であれ、よりよい宿泊体験につながります。

 では、具体的に何を調べておくといいのでしょうか。まず、宿泊先で車移動する人が意外と見落としがちな駐車場についてお話しましょう。

意外な落とし穴!
宿泊先で車が止められない!!

「何があり、何がないか」という点でいうと、宿泊先に車で向かったり、レンタカーを利用する人にとって、駐車場はなくてはならないものです。ホテルのサイトなどに「駐車場無料」「徒歩30秒」などと書かれているのを見て、「一安心」「必ず止められる」と思う人もいるでしょう。特に最近は若い世代を中心に車を持たない人が増えました。駐車場事情に馴染みがないために、「ホテルには必ず駐車場があるもの」と思い込んでいる人もいるかもしれません。

 しかし、繁華街や駅前にあるビジネスホテルは、近くの立体駐車場や時間貸駐車場などと提携していることもあります。この場合、ホテル所有の駐車場ではなく、宿泊客用の駐車スペースが確保されているわけでもないのです。そのため、満車であれば止められませんし、機械式の立体駐車場だった場合、背の高いワンボックスタイプの車が入れられないこともあります。

 止められない時、ホテルに直接電話をして別の提携駐車場を教えてもらわなければ、自力で探すことになります。その場合、ホテルから離れたところに駐車し、大きな荷物を持って歩くことになったり、無料・割引などの特典が使えなかったりすることもあります。

 また、駐車場によっては「朝8時以降でないと車が出せない」「車を入れる時間は夜11時まで」というように、車の出し入れが制限されていることがあります。ホテルは24時間営業であっても、提携駐車場は別の会社が経営しているために、利用する際のルールや条件が異なることがあるわけです。「早朝から営業に行きたい」「夜遅くまで車を利用したい」と考えている人は、このような条件を確認しておかないと、予定が大きく狂ってしまうことになります。

 こんなことがあったら、スムーズに済ませたい出張等も台無しです。予め駐車場の詳細を確認しておくことで、そんな心配も払拭できます。