ボルボの新型90シリーズは「最上級」に位置づけられるセダンとステーションワゴンで構成されている。
2017年2月22日に日本発売されたのは3モデル。セダンのS90、ステーションワゴンのV90、そしてよりオフロードテイストを強く打ち出したV90クロスカントリー。
特徴はボルボが「スウェーディッシュ・ラグジュアリー」と謳うエレガンスとスポーティさとクオリティ感をバランスさせたデザイン。
もうひとつの特徴は先進的安全装備の充実だ。そもそも採用においてはどのメーカーより早かったのがボルボ。新型90シリーズではなんと15種類以上の先進安全および運転支援技術の搭載が謳われている。
なかでも注目のひとつは初搭載の道路逸脱事故被害軽減システム。夜道などで道路から転落したりするのを防ぐためステアリングホイールへの介入やブレーキ操作を車両が自動で行う。欧米ではとくに多い事故だ。
もうひとつは大型動物検知機能。大型動物との衝突による衝撃を自動ブレーキで可能なかぎり低減するもの。
東京での発表会ではエゾジカの剥製が車両に並べて置かれていたが、欧米ではトナカイやヘラジカなど大型のシカ、アラブではラクダなどとの衝突が深刻なダメージを乗員にももたらすのだ。