──アイデアの源泉はどこにあるのでしょうか。

 普段の生活の中から、自分で見たものを信じて、考えています。クリエイティブは目からっていいますね。他社の動向を見たりだとか、市場分析したりっていうのはほとんどない。自分たちがやりたいことをやるだけです。

──総合居酒屋の凋落が激しい。それらと対比させて業態を作っているイメージがあるのでしょうか?

 総合居酒屋はうちもありましたよ。ありましたけど、駄目になりました。

 今は、専門性が求められていますよね。 “居酒屋さん”ではなく“何屋さん”か分かるようにしないと。ラーメン屋がチャーハンやら何やらを出しまくっていると、何の店か分からなくなりますよね。

 うちが専門業態を出し始めたのはかなり早い。九州専門業態だとか、もつ鍋屋、やき豚も流行りました。いまでこそクラフトビールがブームですが、その前にクラフトビールを堪能できる店も作っていた。ちょっと早すぎましたね。

 さっきも申し上げた通り、うちは発想が極端。普通のチェーンが同じようなことができるかと言えば、それは難しい。大手はセントラルキッチンありきだから、新しいものを作るには、全てを一から作る必要がある。うちは、縛られないで、時流に合ったものをスピーディーに出せるのが強みでしょう。

──確かに、他社が簡単にはできそうもないものばかり。

 模倣もされますよ。よく言いますけどTTP、“徹底的にパクる”というやつ。それでも絶対に真似できないところを作るにはどうしたらいいか。