メルカリで定めた
三つの“バリュー”

小泉 バリューは三つあります。「Go Bold(大胆にやろう)」「All For One(全ては成功のために)」「Be Professional(プロフェッショナルであれ)」。なぜ三つにしたかというのは、人間は四つ以上のことは覚えにくいと思っていて、刷り込む作業も大変になるため、あえてフォーカスすることにしました。英語と日本語をセットにしたのは、言葉にしやすく、意味の捉え方を同じにするためです。

Photo by Y.K

 Tシャツや会議室の名前にもこれらのバリューを入れていて、「会議室はBoldだからね」と口にしたりして、自然と刷り込まれるようにしています。5年後、10年後にどうなっていたいかをミッションにして、そのための行動や考え方をバリューに落とし込み、これを採用や評価制度にも取り入れています。社員は全員、三つのバリューを言えると思いますね。

岡田 タイトルとなるようなワンワードがあった方がいいと。

小泉 そう思いますね。中学1年で習うような簡単な英語で、難しくなく、短いセンテンスを意識しました。たとえば「Go Bold」は、英語だと「Be Bold」のほうが自然かもしれません。でも「Go」のほうが日本人は前に行こうとしやすいので、あえてそうしたんです。

岡田 バリューは1人で決めたんですか?

小泉 いや、経営陣で決めました。ポストイットで書きまくって、それでグルーピングしていく。そうすると5〜6個になったんです。そこから削っていて、網羅性はなくともフォーカスしようよと。ミッションやバリューは絶対に経営陣で決めるべきだと思います。社員と一緒にとなると、角の取れた石みたいになってしまいます。それでは(社員たちの心に)刺さらない。ワードが多いのも、こちらの説明がまばらになってしまうのがよくないと思うんです。ベンチャーはやはり一点突破がベースになりますから。