4段階に調整可能なブレーキエネルギー回生システム採用

 

 実際に操縦すると、数値から期待される性能ぶりはウソでないと感じられる。ひとつは本当に出足がよく加速性能が高い。

 もうひとつのe-Golfのよさはしっかり感だ。足まわりはしゃきっとしているし、操舵感覚は適度な重さとともに車体の応答性が高い。

 ゴルフとしてはベストの1台である。ゴルフをベースに開発したことのメリットは、5人乗りパッケージにある。外観もブルーのラインなどそれと知らなければフツウのゴルフと見分けがつかない。

 気負わずフル充電で最大301キロの航続距離(JC08モード)という性能ぶりを堪能できる。街中ではCHAdeMO方式の急速充電にも対応するので、日本製をふくめたEV先発組と遜色ない使い方が可能だ。

 ダッシュボードにはTFT液晶を使ったメーター画面が備わり、スマートフォン用アプリを使うことで乗る前にエアコンを作動させたり、充電のタイミングをリモートで操作できる。

 

(左)ブルーのステッチが入った革巻きマルチファンクションステアリングホイールとシフトレバーなどは専用装備
(右)アクティブインフォディスプレイと名づけられたTFT液晶のメーター採用

 

 ここで書けるのは短い時間に乗った“クルマとしての”操縦性の印象だが、e-Golfには毎日つきあってみたいと思わせる魅力を感じさせられた。

 世のメディアは電気自動車の話題でかまびすしいが、実力を体験したければ、e-Golfに乗ってみるといいとおもう。購入にあたってはまずネットで申し込むというのも画期的だ。

 e-Golfの価格は499万円。「クリーンエネルギー自動車導入事業費補助金」(平成29年度は30万1000円)が支給される。