その理由は簡単。
ご存じのとおり、数学は実に論理的です。それは高校数学でも中学数学でも変わりません。あえて言うならば、算数から数学に切り替わった中1の数学こそ、論理的な数学の土台となる単元が目白押しです。
だから、中1数学を学び直すと、論理思考も同時に学ぶことができるのです。
論理を極めると、
言語力も暗記力もアップする
論理思考を身につければ、東大合格も夢ではありません。その理由は、論理力を極めると、勉強に必要な言語力や暗記力が身につくからです。
東大入試には、論理思考が要らない問題は1問も出ません。
数学や理科であれば、当然必要。
英語や国語はどうかというと、実は非常に論理的です。文章というのは、やみくもに言葉を並べたものではなく、文法という論理を使って記述します。なので、文法の力を極めると、読めない文が限りなく少なくなります。
また、1つの文も論理的ですが、文章全体も非常に論理的に構成されています。
「いやいや、単語や熟語を覚えてないと文章は読めないだろう」と反論があるかもしれませんが、単語や熟語の暗記は論理を使うと非常にスムーズになります。いわゆる丸暗記でも対処できますが、論理的に覚えていくと、何倍も暗記のスピードが増します。
では、社会系の暗記科目はどうでしょう。
年号や人物名、事件の名前をひたすら暗記していく科目と思うかもしれませんが、これも単語や熟語と同じで、論理的に覚えると非常に楽になります。
暗記力をアップさせるには、知識と知識を関連づけることが有効です。これが効率的な暗記法の最大のポイントになります。ほかの知識と関連させればさせるほど暗記力がアップするのですが、関連させるときに論理が非常に役立つのです。