冬の眠りを快適にする
おすすめ寝具とは

 真冬だからといって、寝具や寝間着で武装しすぎては逆効果になりうる。それでは、冬の眠りを快適にするにはどのような寝具を選ぶべきだろうか?アイテム別におすすめのものを聞いた。

<掛け布団>
 寝返りを打ちやすくするためにも、できるだけ軽く保温性に優れたものがいい。それらの条件に合うのが、羽毛の掛け布団だ。羽毛布団の中でもダウンの混合率が高いほど、保温性も高くなるとのこと。

「肌に接するカバーは体と布団の間にすき間ができない、しっとりとした素材がおすすめです。本来ならば羽毛布団のみで十分温かいのですが、不安な方は毛布を使ってください。ただし、毛布を使用する際は、重ねる順番に注意。体→毛布→布団の順に重ねるのが一般的ですが、本来羽毛布団と毛布の重ねる順番は逆です。体→羽毛布団→毛布と、一番外側に毛布を重ねたほうが保温効果が高まりますよ」

<敷き布団カバー>
 布団の中の温めすぎは要注意だが、冷たい布団も目が冴えてしまい、入眠を妨げる。そんなときは、敷布団カバーの素材を変えてみるのも一案だ。

「いつも使用している敷布団の上にムートンなどの獣毛素材のベッドパッドやコットンなど天然素材の起毛したシーツをかけると、ひんやり感が軽減されて体温だけで布団が十分温まります。また、獣毛素材は吸湿性に優れているので、寝汗をかいてもベタつかず快適に眠れます。この時期はとくにおすすめですね」

<パジャマ>
 直接肌に接するアイテムにもかかわらず、パジャマにこだわっていないという人も多いはず。しかし、スウェットなどの部屋着類で眠るのは感心しない、と安達氏。

「本来スウェットはパジャマ向きに作られておらず、あくまで部屋着。特に、ウエストや足首のゴムによる締め付けは、熟睡を妨げる原因にもなります。その点では、パジャマは締め付けもゆるく、寝心地の良さを追求して作られているので安心して着られます。おすすめは天然素材のパジャマ。化学繊維に比べて静電気が発生しにくく、肌が弱い人でも快適な着用感がありますよ」

 寝間着は1日のうちで長時間着るもの。“洋服”の一部として特別なものを身に着ければ、眠りの楽しみがひとつ増えるとのこと。

 最後に、安達氏は「寝具やパジャマ、そして睡眠そのものにもっと関心を持ってほしい」と語った。

「寝室の環境や寝具を変えるだけで、質のいい眠りを得られる可能性があります。もし日々の眠りに満足していないようであれば、少しでもいい眠りを目指して環境や寝具を見直してみましょう。日中のパフォーマンスの向上や、精神状態の安定など、快眠によって得られるものは人それぞれですが、それらは人生を豊かにしてくれるはずですよ」

 夏の暑さに比べれば冬の場合、環境を変えるのは簡単だ。少しの工夫が、あなたの睡眠を大きく変えてくれるかもしれない。