学校への納付金を除いた、出願をするための費用、受験のための費用、教科書・教材の購入費用、住まい探しの費用などは、私立文系で平均約78万円、理工系は約89万円、国立は約105万円かかる。

 先の文部科学省の「学校納付金」の金額と合わせてみると、かかるお金は次のようになる。

 受験から入学までにかかる費用合計に注目したい。高3秋頃の受験期から大学入学の半年に満たない間に、私立、国立問わず200万円近くの出費があるのだ。こうした数字を見ると、「保険の満期金では足りなかった」という声は説得力のあるものになる。

 自宅通いと一人暮らしの両方を含む平均データなので、自宅通いのケースはもう少し出費が少なくて済むかもしれないが、いずれにせよ受験から入学までの費用は思いのほかかかることを知っておきたい。

ハイパーインフレ化する大学進学費用
今の学校納付金は40年前の3倍から5倍!

 そもそも、大学進学にかかる費用は、40~50代の親が大学生だった頃に比べてずいぶん高騰しているのである。

 たとえば、現在59歳の人が入学した1977年、私立大の初年度納付金は入学金と授業料を合わせて39万円だった。2016年は約114万円と、約40年間で3倍近く増えている。 国立大学にいたっては、約5倍。

 一方、この間の公務員の給料の伸びは2倍ほど(東京都職員の初任給推移より)。給料以上に教育費は上がっている。ハイパーインフレと言ってもいいだろう。