外国語から日本語への翻訳では積極的に使う
一方で、「単語単位での翻訳」は、翻訳ツールが最も得意とするところです。たとえば、グーグル翻訳に「小説」と打ち込めば一瞬にして「novel」という答えが得られます。言語学習では、単語の意味を調べたり、使いたい単語を調べるケースが頻繁におとずれます。このとき、いちいち辞書を開いていては時間がかかり、モチベーションが下がりかねません。時間をとらず、すぐに欲しい単語や知りたい単語の日本語訳を得るためにも、「単語単位での翻訳」には積極的に翻訳ツールを利用しましょう。
また、「日本語→外国語」の文章の翻訳はNGですが、「外国語→日本語」の翻訳は積極的にグーグル翻訳を使いましょう。たとえば、英語でチャットをしていて「日本に来たことがありますか?」という質問を相手に投げ、相手から「I really want to go,but I have a lot of work these days. I hope I will get achance to go there soon.」という返答が来たとします。この文章をグーグル翻訳にかけると、次のような内容が返ってきます。
僕はすぐにそこに行くチャンスを得ることを願っています。
日本語として不自然な部分はありますが、「仕事の関係で今は行けないが、機会があれば行きたい」という意図は十分に理解できます。相手の意図を把握するには、グーグル翻訳は最適なツールなのです。
拙著『純ジャパの僕が10ヵ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法』でも触れましたが、僕は外国語学習の初期段階では、言語交換アプリなどを使い「文章」で外国語をアウトプットすることをオススメしています。外国人とチャットでやりとりする際などは、積極的にグーグル翻訳を使い、相手の意図を確認していきましょう。