大嶋 目次自体がフレームになっていて、「自分が一番知りたいこと」というフレームワークをしているような感じですね。

炭谷 そのクセがついているから、常に自分の中に枠があって、「それを知りたいから読む」「それを知りたいからグーグルで検索する」「それを知りたいから人にインタビューする」ということを自然にやっています。

インプットとは、作った穴に知識を落とすこと

大嶋 具体的に、インタビューの場合は、どういうフレーム、目次を用意しているんですか?

炭谷 私の場合、大きく分けると「何が課題なのかを知るためのインタビュー」と「自分の考えたアイデアを検証するためのインタビュー」という2つがあるので、それは常に意識しています。「何のためのインタビューなのか」というフレームがなかったら、そもそも意味がありませんから。

大嶋 インタビューにしろ、その他のインプットにしても、漠然と情報を入れるのではなく、必ず枠を作ってからインプットする習慣を、炭谷さんは身に付けているんですね。

炭谷 「なんとなく、そのまま覚える」ということは絶対にしません。少し話がそれますが、学生時代に「平安京エイリアン説」というのを自分で考えていた時期がありました。

大嶋 平安京エイリアン説? なんですかそれ?

炭谷 昔「「平安京エイリアン」というゲームがあったんです。いろんな町にエイリアンがやってくるんですけど、プレイヤーは、穴を掘って、そこにエイリアンを落とすんです。でも、その穴には寿命があって、5秒くらいで埋まってしまうので、エイリアンが来るちょっと前に掘らなければいけない。これがインプットの基本だな、と。

大嶋 「自分が知りたいこと」という穴をきちんと掘っておいて、そこに情報なり、知識なりを入れる。そのやり方がインプットでは大事だってことですね。

炭谷 まさにそうです。それが「平安京エイリアン説」です(笑)。

大嶋 おもしろい(笑)。でも、本当にそうですよね。