自由に働けてやりがいもある企業ランキング

リモートワークが当たり前のベンチャー企業、
働き方改革で急速に変化中の不動産企業

 今回ベスト20に選ばれた企業を見ていくと、1位のユーザベースや3位のメルカリ、4位のSansanに代表されるITベンチャー企業と、5位のリクルート住まいカンパニーや7位のコスモスイニシア、8位の三井不動産、10位の三菱地所のような大手不動産関連企業が数多くランクインしていることがわかります。

 今回のランキングでは、「社員の士気」とあわせて「ワークライフバランス」のどちらも高スコアであることが求められますが、上位にランクインした企業には具体的にどのようなワークライフバランスを実現する仕組みがあるのでしょうか。まずは、上位企業の社員クチコミから見ていきましょう。

 1位のユーザベースは、経済情報の検索プラットフォーム「SPEEDA」と経済情報メディア「NewsPicks」を運営しており、マザーズ上場後に時価総額が1000億円を超えるなど、成長著しい企業の1つです。では、そんなユーザベースの社員には、どのような働き方が認められているのでしょうか。社員クチコミから覗いてみましょう。

ユーザベース社員のクチコミ

「所定勤務時間だけクリアしていれば、自由に何日でも休める、直行直帰も自由、会議もリモートでできる、外から社内イントラにもアクセスできる、という環境があるので、個人の意思でどんなバランスでも設計可能」(営業マネジャー、男性)

「会社が急激に成長しているという意味でかなりのコミットメントが求められるが、ワークライフバランスは自分でコントロールできる。マネジメントを中心として好きで仕事をしている人が多く、そのワークスタイルに流されない自分の意思があれば、プライベートも重視しながら働けると思う。実際に、執行役員・マネージャーレベルでもワーキングマザー/ファーザーは何人もいるし、副業や仕事以外の活動(NPO、大学院生、モデルなど)をやっている社員・アルバイト・業務委託のメンバーはかなり多い」(セールス&マーケティング、男性)

「非常にバランスしやすい。とにかくフルフレックスで自由なカルチャーがあること。例えば、実家帰省を少し長くしたい時など、誰の何の許可もなく、リモートワークすることができる。営業部門でもオンラインセールスを取り入れてるので、東京で仕事する必要がなく、どこにいてもセールスできるし、成果を出すことができるため」(SPEEDA法人営業 マネジャー、男性)