ユーザベースでは、一般の企業であればいまだに問題になりがちな直行直帰、リモートワークは当たり前。しかも、許可をその都度取る必要もないという点で、働き方の自由度が相当高いことがわかります。

 2位のアウトドアウェアブランドを展開するパタゴニアは、プライベートのアウトドア活動を推奨していることから長期休暇も取りやすく、残業も少ないなど、プライベートと仕事のバランスが非常に取りやすい環境にあるようです。

パタゴニア・インターナショナル・インク社員のクチコミ

「インストラスターの傍らパタゴニアで働いている方などもおり、ワークライフバランスについては会社として浸透していると思います。周りもプライベートを充実させたい方が多いので、調整はみんな協力的に行ってくれます」(店舗スタッフ、男性)

「『遊ばざるもの働くべからず』が社訓としてあるので、みんな色々なフィールドに行き、遊ぶなかで製品を試して感想をフィードバックする、というような風潮でした。休みは取りやすいですし、仕事以外に情熱を燃やせるものがある人の方が魅力があるという感じで、自由な働き方が可能でした」(接客販売、女性)

 3位のメルカリは成長著しい企業であることからも激務を強いられるイメージがありますが、実態は決してそうではないといいます。残業時間も月に20時間と決められているなど、ワークライフバランスがとりやすい環境にあるといいます。

メルカリ社員のクチコミ

「長時間労働を美徳とする空気感は全くないので、自分の仕事をしっかり終わらせれば残業はほとんどない。20時過ぎになると社内に残っている人も少ない。有給も取りやすく、Slackなどでメンバー間共有すればいつでも休める」(コーポレート、男性)

「フレックス制度があり出勤・退勤の時間が割と柔軟で働きやすい。ベンチャーというか若い成長企業にしては業務時間は短めで20時になると人もまばらになる。どうしてもパフォーマンスが上がらないときは5時に帰ることもある」(プロダクト部門、男性、メルカリ)

 上位には、大手の不動産関連企業も上位にランクインしていましたが、そうした企業では、どのような働き方が可能になるのでしょうか?今回は、8位の三井不動産と10位の三菱地所の社員クチコミを見てみましょう。どちらも、働き方改革の影響により、社内の労働環境は急速に好転しているようです。ただし、「部門による…」という声もあるのが前出のトップ3企業との差かもしれません。