実際、Aさんのような見栄っ張りや派手好きなタイプは、自己承認欲求が強くなればなるほど、浪費癖がさらに広がっていく傾向が強いという。

 一方、Bさんは、初デートのランチで、駅から少し歩くものの、寛ぎやすい一軒家のカフェを選んだ。手作りのオリジナルメニューをそれぞれ食べた。会計時にBさんは、「今日は一緒に過ごせてとっても楽しかった。どうも有難う。今回は誘った僕に持たせてもらっていいですか?」と言った。

 相手も親しみを感じ、「いいんですか?ありがとうございます。次回は、私に出させてくださいね」と自然に言えたという。もちろん、2回目のデートもでき、その後、結婚前提のお付き合いが順調に進んでいるという。

 同じ「おごる」ケースであっても、Bさんの「一緒に過ごせて」「楽しかった」という言葉や、「僕に…させてもらっていいですか?」というように、女性と同じ目線で言葉を発し気遣っているのが好印象を与えたポイントといえる。こうした会話ができれば、今後も相談しながらいろいろなことを進められるという安心感を相手に与えられるだろう。

 Aさんは、高級感ある店でおごり、見栄を張って一方的で威圧的な印象を与えてしまったのに対し、Bさんは寛げる場所を選び、彼女と同じ目線で相談しながら協調的な印象を与えることで、相手に安心感を与えた違いが両者の明暗を分けたといえる。

 おごるのも金額の多寡ではない。相手への気遣いや思いやり、安心感を与えることなどに、家庭生活へのヒントが隠されていると言っていいだろう。

割り勘などでも、違和感を生む方法、
自然体で仲良くなれる方法がある

 一方、割り勘や少し相手に出してもらう場合もあるだろう。これに関しても、2通りの伝わり方がある。そもそも割り勘は金銭感覚が鋭く、合理的で賢い人でもよく見られる行為だ。上下関係をつけず、相手と対等になってお友達から始める時に効果的であるが、いくつか気を付けてほしいことがある。以下、CさんとDさんの例で見てみよう。