自覚症状のない脳の病気は
早期発見することが重要

 知久院長によれば、脳ドックを受けたいと思っていても、実際に受けられる人はそれほど多くないのだという。

「メディカルチェックスタジオが独自で行った20代から70代男女600人のアンケートによると『健康診断以外で受診したい検診』の1位が脳ドック(39%)だったものの、『知っているが、受診したことがない』人は全体の53%でした。また、脳ドックについては、80%以上が『費用がかかる、料金が高そう』と答えていました。確かに、これまでの脳ドックは病院によって千差万別とはいえ、安くても3万円から高いところでは8万円が相場。値段がネックになっている人が多かったのです」(知久院長、以下同)

 ハードルが高かった脳ドックではあるが、知久院長は脳ドックの必要性についてこう語る。

「2017年の厚生労働省の発表によると、『脳血管疾患』は死因の4位に入っていますが、この病気は、寝たきりなどの後遺症に悩まされたり、長期の治療が必要だったりするなど、多大な負担がかかるケースも珍しくありません。しかし、普段の健康診断では、リスクの層別化はできても実際の脳の状態はわからないのが現状です。これでは、多くの人が脳に関する病気の早期発見ができず、取り返しのつかない段階まで発展しまう可能性があります。まずはMRI検査など脳ドックを受けることが、とても大事なのです」

 特に脳に関する病気は、自覚症状がないため、検査によって初期病状を発見することが未病改善には、とても重要だという。