教育費の落とし穴
年収1000万円でも私立小進学には大きなハードルがあります Photo:PIXTA

大学の初年度学費は30年で急上昇!
国立大、私大ともに約30万円も増加

 長きにわたって「デフレ経済」に慣れ親しんでしまったせいか、もはや物価は上がらないだろうと思い込んでいる人も少なくありません。しかし、デフレ経済をあざ笑うかのように上昇し続けてきたものがあります。それが「教育費」です。

 図は、大学の入学年度に支払う「授業料+入学金」の推移を平成元年からグラフ化したものです。国立大学は、平成元年の52.5万円が平成29年には81.78万円に、私立大学は平成元年の82.71万円が平成28年には113.11万円へと上昇しています。つまり、このおよそ30年の間で入学時の「授業料と入学金」が国立大学では約56%、私立大学では約37%も上昇しているのです。

 私たちの収入の伸び率を考えれば、大学の学費はかなり上昇したと言わざるを得ません。しかし、大学は教育の総仕上げの場にすぎず、実際には大学進学までにも多額の教育費がかかっています。厳密に言えば、どのようなコースをたどるかによって教育費に雲泥の差があります。