その気持ちの内訳を見ると、「使わないでほしい」(57.1%)、「自分の話を聞いていない」(31.7%)、「つまらない」(30.2%)、「さみしい」(17.5%)、「わがまま」(15.9%)の順になっており、中・高生でも同様の傾向を示していたのである。

放任主義の親は
子どもに悪影響を与える

 子どものスマホ利用に関して、親の態度は二極化が進んでいるように思う。それはスマホを極端に怖がって使用を禁止してしまう親と、一切ルールも設けず制限なしに使わせてしまう親である。

 スマホを禁止してしまうと利便性が享受できない。とはいえ最近は学校における情報教育も充実しており、ほとんどの子どもはいずれ自分から使いこなすようになるので、それほど心配していない。

 一方、一切ルールも設けず使用制限を全くしない親は、自分も無制限に使い、子どもに対して放任する傾向にある。その結果、危険な目に遭ったり、自分自身をコントロールできないまま成長してしまう子どもが少なくない。

 子どもの健全な心が育つ、小学校にあがる時期まで、保護者がスマホに熱中しすぎて子どもを無視してしまう場合は特に要注意だ。なぜなら人の気持ちを汲み取れない子どもになってしまったり、 あるいは、レジリエンス力(逆境力)のない子どもや、キレやすく感情のコントロールができない子どもになってしまう恐れもあるからだ。