誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。

【年収1億円の習慣】
「期限」を決めて「量」をこなしてこそ、圧倒的な「質」が手に入る

現代経営学の発明者と称されたピーター・F・ドラッカー(経営学者)は、「知識労働者の生産性は、量よりも質の問題であることを理解する」と述べています(※1)。

「品質こそ、生産性の真の尺度である」という考え方に、私も異論はありません。ですが、美容室の現場に立ってみて思うのは、質を高める前提として、一定期間は、徹底的に「量」を追求することが必要である、ということです。量を増やす努力をすると、ある時期から、「量が質へと転化する」ようになるからです。つまり「量が質を生む」のです。では、「量」を増やすには、どうしたらいいのでしょうか。それは、「期限」を決めて取り組むことです。

ある経営者のバースデーパーティーに招かれたときのことです。会場にいた招待客はとても豪華な顔ぶれで、私はあきらかに「場違い」でしたが、それでも持ち前の図々しさを発揮して、超一流の歌手、太田さん(仮名)に声をかけさせていただきました。私が「太田さんのように、透明感あふれる美声を出すには、どうしたらいいですか」と質問をすると、太田さんは、「キレイな声を出そうと思わなくていいから、大きな声を何度も何度も出してみることです」と教えてくださいました。

何度も何度も、大きな声を出していると、しだいに「質の高い声の出し方」が身についてくる、というのです。そして、太田さんがもうひとつ教えてくださったのが「期限を決めること」でした。「本番の日(声を披露する日)を決めたほうが、集中して練習に取り組める」からです。このとき、私の隣には、ある声優さんがいて、私と一緒に太田さんの話をうかがっていたのですが、その後、その声優さんは、太田さんに教えられたとおり「期限と量」を優先したトレーニングを積み、「アニメの主役」を務めるほどの成功を収めました。

美容技術を磨くときも、優先順位は、「(1)期限」「(2)量」「(3)質」の順番です。私の美容室では、もちろんパーマの施術も行っていますが、パーマの練習をするときは、タイマーを用意して、「20分以内(期限)」で、「60本(量)」を「どのくらいの『質』でできるか」を意識しながら練習をしています。「一定時間内に、どれだけできるか」を意識することが上達の秘訣なのです。

(※1)『明日を支配するものー21世紀のマネジメント革命ー』(ピーター・F・ドラッカー:著、上田惇生:訳/ダイヤモンド社)より引用