経営は、感動することからはじまる
上司は上司で、部下の提案に少々苦言を呈しながらも、企画の斬新さとスケールの大きさに感心する。
「よくここまで考えたな。見事だ」
逆の立場もある。
トップは、部下を感動させるために企業の夢を語る。
部下はその夢に感動し、そのトップについていこう、その夢の実現に向かおうと、全力を尽くす。部下の感動は「意気に感じる」という気持ちと行動に変わっていく。
かつての日本企業では、感動する者と感動させる者のコミュニケーションがとても高いレベルで成立していた。
それが、いまはどうだ。低位安定に落ち着きすぎている。
経営は、ひとに感動を与えるためにある。
経営は、感動することからはじまるのだ。
こんな思いで、本書『感動経営』を書き上げた。
この一冊で、読者の皆さんを感動させることができたなら、私もまた書いた者として感動することができる。
ぜひ、素晴らしい感動の授受を。
☆ps.
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