長友佑都と堂安律
ウルグアイ戦でゴールを決めた堂安律を称える長友佑都 写真:田村翔/アフロスポーツ

発足3戦目の森保ジャパンが、痛快なジャイアントキリングを成就させた。ワールドカップで2度優勝した南米の古豪で、最新のFIFAランキングで5位につけるウルグアイ代表と、埼玉スタジアムで対峙した16日のキリンチャレンジカップ2018。壮絶なゴールの奪い合いを4-3で制し、22年ぶりとなる白星をもぎ取る原動力となった23歳の南野拓実(ザルツブルク)、20歳の堂安律(FCフローニンゲン)、そして24歳の中島翔哉(ポルティモネンセSC)。この若手三銃士は、新生日本代表の中にどのような「化学反応」を導いているのか。10月シリーズから復帰した32歳のベテランで、今夏のロシア大会を含めて3度のワールドカップに出場したDF長友佑都(ガラタサライ)の視点と言葉をたどりながら、ベテランと若手・中堅が「融合」を遂げつつある森保ジャパンの現在地を探った。(ノンフィクションライター 藤江直人)

「僕も原点に返れた気がする」
ギラギラする若手の活躍に新鮮な驚き

 映像を通して森保ジャパンを見ながら、原点に返れたような思いに駆られた。ベンチに座りながらピッチへ視線を送った時には、幾度となく新鮮な驚きを覚えた。そして、同じピッチで90分間共演しながら、試合中なのにワクワク感に支配された自分がいることに気がついた。

 試合を重ねるごとに、長友佑都の中で森保ジャパンが放つ存在感が右肩上がりで変化を遂げている。トルコの地で映像越しに見たのは、パナソニックスタジアム吹田で3ゴールを奪って快勝した、9月11日のコスタリカ代表とのキリンチャレンジカップ2018だった。

「これまでとはまた違った日本代表を、若い選手たちが見せてくれたと思いました。若い頃の僕たちが日本代表に出てきたばかりのギラギラしていたような、何も恐れないプレーを彼らが見せてくれたような気がして、僕も初心というか原点に返れたような気がしました」

 ベスト16で挑戦の幕を閉じたワールドカップ・ロシア大会を最後に、8年間に渡ってキャプテンを務めてきた長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)が代表引退を表明した。同じ1986年生まれの盟友、本田圭佑(メルボルン・ビクトリーFC)も、カンボジア代表監督との異例の「二足の草鞋」に挑んでいる。