そこで、ご提案したいのがオープン収納の棚の天板部分を、大きいおもちゃ専用の置き場所にする方法です。子どもが小さい場合は、カラーボックス棚を横置きにするなど使いやすい高さに調整してあげましょう。そのままそこで遊べば、毎回箱に入れて押し入れへ戻したり、パーツごとにしまったりする手間を省けます。

 それ以外のおもちゃや絵本は、棚の中に置いていきます。子どもと話し、よく使うものを出し入れしやすい段に置きます。

 親御さんサイドの感覚として「せっかく買ったのだから、なくさず大事に使ってほしい」と考え、つい細かく収納するような仕組みを与えてしまいがちです。しかし、それは子どもからすると遊びにくく片づけにくいものでしかありません。遊ぶ時はあれもこれもごちゃまぜにして、クリエイティブに楽しんでもらい、戻す時はざっくり簡単に戻せる仕組みを用意してあげたいものです。

 また、仕組みづくりではいかにその場所を「子ども本人のお気に入りの場所にするか」という視点も大切です。

 女の子を例に挙げれば、プリンセスごっこやおままごとが中心になることが多いので、鏡のすぐそばにドレスアップコーナーを作ってあげたり、おもちゃキッチンのすぐそばに野菜などを放りこめるかごを置いたりします。作ることが好きなら、テーブルのそばに折り紙や画用紙、マスキングテープなどの材料をしまい、作品を飾るディスプレイコーナーを設けます。

“子ども目線”に立った収納場所と方法なら、子どもが自分で片づけられるようになり、親のサポートは必要なくなっていきます。

 3つ目としてよくあるのが、「増えていくおもちゃをどう管理していいかわからない」というご家庭です。

【case.3】
おもちゃが増えて遊びにくそうなので量を減らしたいが、子どもに聞くと「全部いる!捨てちゃダメ!」と猛烈に抵抗されてしまい、進まない。

 子どもの意向を汲むことは大切ですが、同時に子どもに振り回されるのもよくありません。どうポジティブに巻き込むか、という親側の姿勢が問われるところです。