内申点のために茶道部に入る

――どんな学生時代だったんですか? 部活には所属していました?

藤原さん ほんとに普通でした。中学生のときは、内申点のために、ふだんから何もしてないと噂の茶道部に入って。茶道部、お菓子もらえるらしいよみたいなことも聞いたので。そこに入って、畳でダベってました

 でも、副部長だったんですよ。何もしない茶道部の。何もしないことを許可する副部長でした。

――副部長になると内申点上がったんですか?

藤原さん そうです。それで高校も受験せずに入った。まったく勉強しない人生で。

――効率的というか。

藤原さん そうです。逃げの人生。

――「無駄でご飯を食べてる自分は『資本主義のバグ』」って書かれていたのが印象的で。

藤原さん そうですね。網目をこう、かいくぐってました。

 高校のときも単位制だったんですけど、ギリギリまで単位を削って、ギリギリで卒業できるように。あと何回サボっても大丈夫かとちゃんと計算してサボって。

――すごい、いい話ですよね。

サボることが快感

藤原さん サボるのがすごい好きなんですよ、私。

 だからいま、自分でお金払って英会話教室通ってるんですけど、私サボるのめっちゃ快感なんで、サボっちゃうんですよね。月2万円で、週に1回あるから1回5千円。サボると精神的にすごく安定するんですよ。

「サボっちゃった~」「どうするよ~」「なんか映画でも見に行くか~」みたいな。

――サボる快感が、5千円。

藤原さん 5千円でサボってるみたいな。

――英会話する気はあるんですか?

藤原さん ありますあります。ちゃんと勉強してます。

――勉強しているけど、でもサボったときもうれしい?

藤原さん うれしいです。

 私、生産性のないことがすごく好きで。ポトラッチって知ってますか? 北米の先住民族の集会みたいな儀式で、いかにお金持ってるか、いかに気前がいいかをアピールし合うんですよ。

 ざっくり説明すると、部族の長が俺はお前に家あげるよって言ったら、別の部族の長も、じゃあ俺もあげるよ、砂糖もつけるよ、みたいな感じで、モノをひたすら配り合う。どっちが浪費したかを競うというか。

 結局もうモノをあげるだけじゃなくて、「俺は家に火つけるね」って言ってどんどん家を燃やし始めて、マジで何も生まれないんですよね。でも、それはそれで、そんなことしちゃう気持ちも少しわかるし、いい文化だなって思いますよね。

――見栄のために家を燃やす。

藤原さん すごいですよね、見栄のために家燃やすって。カッコイイ。