カルロス・ゴーン
写真:ユニフォトプレス

 日産自動車のカルロス・ゴーン会長(現在は解任)が有価証券報告書で報酬額を過少に申告していたとして逮捕された。

 報道によれば、有価証券報告書への虚偽記載があり、これは金融商品取引法違反になる。きっかけは社内通報制度で不正の情報がもたらされ、日産が検察当局に報告し全面的に協力した上で内部調査も実施したという事情があるようだ。

 有価証券報告書の虚偽記載は立派な犯罪になり得るし、メディアでは、ゴーン会長の「強欲」ぶりなども報じられている。だが、事件の背景を考えれば、それらは事件の一側面でしかないように筆者には思われる。

日産内でも高額報酬は2人
ゴーン氏と他の役員で格差

 その前に、そもそも、役員報酬の実態はどうなのか。