【北京】中国は米国との貿易を巡る対立でひとまず休戦にこぎつけたが、中国国内の報道はあくまで強気で、しかも具体性に欠けている。極めて重要な対米関係をうまく処理できると証明することが習近平国家主席にとって重圧となっている様子がうかがわれる。  国営メディアは3日、習氏とドナルド・トランプ米大統領が追加関税の見送りで合意したと大々的に伝えた。ただし90日間の期限つきで、その間、米国が不公正とみなす中国の貿易慣行が交渉の焦点となることには触れていない。