漁業は新規就業希望者の受け入れ窓口が少なく、実際にどのような仕事や生活になるのかが分からない。そこで、地元の空き家をリフォームし、新規に漁業に就業したい若者が住めるシェアハウスにした。定期的に漁業体験学校などを開催し、入居者には漁協を通して仕事のあっせんなども行う取り組みを始めた(写真)。遠方から20~30代を中心に約30人の志願者がこれまでに集まり、シェアハウスも六つに増えた。
立地を選ばない完全陸上養殖
新技術で市場創出
新技術により、全く新しい市場が生まれそうな兆しもある。「スーパーの物流センターでサケを養殖し、毎日さばいて出荷する」。こんなことが可能になるかもしれない。三井物産が子会社のFRDジャパンで展開するサケの完全閉鎖型陸上養殖がそれだ。