東京地検は10日、5年にわたり日産自動車の有価証券報告書に報酬を過少記載したとして、金融商品取引法違反の罪で、同社のカルロス・ゴーン元会長を起訴した。共同通信が報じた。共同によれば、日産も法人として同じ容疑で起訴された。日産の広報担当者はコメントを控えた。ゴーン容疑者は11月19日に東京で逮捕されてから3週間を経て正式に起訴されたことになる。東京地検はこれまでに、同容疑者が2015年3月期までの5年で100億円の報酬を得ておきながら、日産の有価証券報告書にはその半分しか記載していなかったと述べていた。NHKによればゴーン容疑者は容疑を否認している。同容疑者の弁護士を務める大鶴基成氏の事務所はコメントを控えた。
ゴーン元会長を東京地検が起訴、報酬の過少記載で
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