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現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

先進テクノロジーがヒートアップ!!
ビジネスの「枠」を溶かし始めるか?! Project Glass、Google Car、SemanticMap……

安間裕
【第10回】 2012年5月23日
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『トータル・リコール』ばりの夢の自動車

 ARとは違いますが、もう一つ、最近のニュースから、驚きのものを、もう一つ。

 ご存知の方も多いと思いますが、Googleが2007年から、スタンフォード大学と開発を進めてきた「自動運転」自動車、「Google Car」に、遂に、この5月、ネバダ州で、「仮免」がおりたようです。

 この「仮免」は、会社としての「Google」に、人が二人以上乗り込んで、テスト走行をすることを許可したものですが、いずれにしろ、未来の「自動」自動車への大きな一歩です。

 「Google Car」の優れどころは、車の屋根に乗ったプロペラみたいなレーダーで、周囲60メートル、360度を立体感知し、安全走行をするだけではなく、Googleお得意の「世界中の地図データ」を駆使して、正確に、目的地まで自動運行するところだとのことです。

 この「自動」自動車、これまでにはなかった概念なので、ネバダ州では、赤いナンバープレートを新たに発行したらしいです。当面は、障碍者の方々を対象に開発を進めるとの事です。でも、5月8日発行の本国版のフォーブスが、「この「自動」自動車が世の中で当たり前になるときは、赤いプレートが緑に変わる時だろう」みたいな、信号ネタで締めくくっているのは、ちょっと、イケテル感じでした。

 昔、『トータル・リコール』というアーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画があって、自動運転のロボット・タクシーが出ていました。Twitterでは、多くの人が、このニュースを、このロボット・タクシーになぞらえています。『トータル・リコール』のリメイク版が近日公開ということで、まさかGoogleが意識したとは思えませんが、とってもナイスなタイミングでの発表でした。

 ちなみに、この「Google Car」の開発を率いてきた、スタンフォード大学のセバスチャン・スランさん、先の「Project Glass」の開発リーダーでもあるとのことです。全く、天才ってやつは……。

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グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

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