女性部下を「うつ病」だと決めつけ傷つけた女性管理職の間違い
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近年、「セルフマネジメント」というワードをよく耳にしますが、ビジネスパーソンの皆さんは、自分の健康やメンタルの状態を客観的に把握することができるでしょうか。しかも管理職の場合は、自身だけでなく部下の状態についても把握し、対応する必要があります。『管理職養成講座』では、女性管理職が女性の部下を勝手に病気だと決めつけ、怒らせた事例を紹介します。(MICA COCORO代表 産業カウンセラー 宮本実果)

パフォーマンス低下の女性部下を
心配して行った面談が逆効果に

 国内の大手メーカー企業に勤めるOさん(48歳女性)は、企画部では珍しく40代で部長となった女性です。部下は20代後半から30代後半までの8人で、半数は女性です。

 Oさんが管理職になった経緯を、陰で「女性管理職の割合を増やしたいという会社の方針があったから」と言う人もいます。実際は決して弱音を吐かず、誰よりも結果重視で頑張っているのですが、一部の女性部下からは、「Oさんのように仕事中心の生活なんて私には無理」と思われています。

 最近、部下のAさん(31歳女性)の仕事のパフォーマンスが低下し、欠勤も増えたため、「もしかして病気なのではないか」と心配になりました。そこで、面談の機会を設けたのですが、Aさんは面談後、「部長が私のことを勝手にうつ病扱いした」と同僚に怒りをぶつけていました。

 いったいどんな会話だったのでしょうか、そのときの会話をご覧ください。