間食についてお聞きすると「今日もおはぎ買ってきて食べたよね」とスタッフと笑顔を交わし、「ラーメンも食べるし」という意外性に驚いた私に「食べたら出せばよし!」と頼もしく言い切った岸さん。食べ過ぎちゃったな、という感じがあったら、水をたくさん飲んだり、次の日にかけて、腹八分、七分目にするイメージで調整するそうです。

 一度タガが外れるとドカ食いしてしまう方もいらっしゃいますが「勢いで食べるからタガが外れる。とりあえず箸をおいて、よく噛むようにするのが調整するコツ」だといいます。

腸内環境を良くする食事は
賢い子どもを育てる

 自身の体験を経て働き方も食べ方も変えてきた岸さんは、子育てでも、発酵食品をとりいれたり自然体験を増やしたりと生活全般で腸内環境を整える菌活を意識されています。そして、アレルギーを持つお子様の育児体験を通じてさらに深めた学びをベースに、新著『アレルギーっこママが気づいた 親子のハッピーチョイス』では、心と体はどのようにできていて、どのように扱うといいのか、というお話もしています。

「腸脳相関」という言葉も最近よく耳にするようになってきましたが、腸と脳はお互いに影響しあっており、腸内環境を良くする食事は、賢い子どもに育てる食事ともつながっていきます。食事に気をつけると体も強くなるから、働くママにはさらにありがたいことですよね。

 でも「食」、特に「子どもの食」に関しては母親と父親で温度差があるケースもよく見られるので、最後に、父親を上手に巻き込む方法についてもお聞きしてみました。

「これが良いんだとか、説き伏せてはだめ。そもそも、説き伏せることなんてできないし(笑)。楽しそうにしている姿を見せるのが一番!」

 どこまでも自然体なそのスタンスに、確かに、食べ物はその人となりを作るんだな、ということを再認識させられたインタビューでした。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)