【北京】中国がベネズエラと間で、石油と引き替えに融資を提供する取り決めを最初に結んだ2007年。当時、両国は完璧な組み合わせに見えた。ベネズエラは世界最大の石油埋蔵量を誇る一方、中国は世界最大のエネルギー消費国に台頭しつつあったためだ。  中国はその後の2012年、500億ドル(約5兆5000億円)以上の融資をつぎ込んだが、ベネズエラの政治危機が今、その投資の回収を脅かし、中国を代理戦争へと引きずり込もうとしている。中国は、米国が権力の座から引きずり降ろそうとしているニコラス・マドゥロ氏を支持しているためだ。