なぜ結果が出ないのか?
頑張らずに結果を出す3つのポイント

 では、貯金でもダイエットでも仕事でも、どうすれば結果を出すことができるようになるのでしょうか? 

 詳しくは、たむらようこさんとの共著である『ざんねんな努力』(アスコム刊)に書かせていただきましたが、ここでは3つのポイントに絞ってご紹介したいと思います。

ポイント1:意志の力に頼らない

 なぜ頑張っているはずなのに、結果が出ないのでしょうか?

 その答えは、すでに「問いの中」にあります。結果が出ないのは、「頑張っているから」に他なりません。誤解がないように申し上げておきますと、私は頑張ること自体がよくないと申し上げているわけではありません。頑張ったからこそ、学べることがあります。しかしながら、おそらく皆さんもご自身の経験から感じられているように、人間は一時的に頑張ることはできても、ずっと頑張り続けることはできないのです。

 その証拠に、フロリダ州立大学の心理学者であるロイ・バウマイスター氏は、実験を通じて「意志の力は、使えば減っていくガソリンのようなものである」ということを科学的に立証しています。

 つまり、頑張って意志の力を使ってしまうと、まるで車がガソリンを消費するように意志の力を使い果たし、次第に続かなくなり、よほど強靭な意志の力を持ち合わせた人でもない限り、大抵は途中で挫折してしまうことになるのです。

ポイント2:小さな目標を立てる

 意志の力を使わないで、始めたことを続けるためにはどうすればよいのでしょうか?

 それは、意志の力を使わなくて済むくらい、小さな行動に取り組むことです。意志の力が満タンでやる気があふれているときは、「よしっ、やるぞ!」と大きな目標を立てがちです。

 ところが、そこで頑張ってしまうと、アクセルを深く踏み込んだ車のガソリンほどすぐになくなってしまうように、あっという間に意志の力が底をついてしまいます。

 そこで、最初はばかばかしいと思うくらい小さなことから始めるのです。トレーニングであれば、最初から「ジムで1時間」と意気込むのではなく、「自宅で5分」というように、簡単すぎると思うくらいのことがちょうどよいでしょう。