香港戦コース香港戦では、香港駅からセントラルハーバー一体のエリアを閉鎖してコースを設営。1周約1.9kmのショートコースを、45分+1周でレースを行う。これはテレビ放映向けのパッケージになっている。

 香港戦では、香港駅からセントラルハーバー周辺の通りを封鎖し、1周1860mの特設コースが作られていた。まわりは、国際金融センターや香港シティホール、そして観覧車に囲まれたまさに香港の中心地だ。フォーミュラEでは観客は基本的に公共交通手段で移動する。駐車場も用意されていない。近くのホテルに宿泊していたあるドライバーも、徒歩でサーキットまでやってきていた。

「GEN2」と呼ばれる第2世代のマシンは、バッテリーが28kWhから54kWhとほぼ倍増された。これまでドライバーはレース中にピットインし給油のかわりに別のマシンへと乗り換えていたのだがその必要がなくなった。最高出力も従来の200kWから250kWにアップ、最高速度も225kmから280kmになった。また安全性向上のため、従来はオープンホイールタイプだったがフェンダーが備わった。さらにドライバー保護のためF1マシンと同様のハロが装着されている。

 現行ルールでは、モノコック、空力パーツ、シャシー、バッテリー、タイヤはワンメイクで、MGU(モータージェネレーターユニット)、インバーター、ギアボックスは独自開発が認められている。将来的には独自開発の範囲を増やすことも検討されているようだが、それはF1のような開発競争によるコスト増加、新規チーム参戦の障害になることも予想されるため、しばらくはこのレギュレーションで進められるようだ。

タイヤはミシュランのワンメイクタイヤはミシュランのワンメイク。市販車とのシナジー効果を狙い、18インチでスリックなどはなく、ドライ&ウェットを1本でまかなう。市販タイヤ「PILOT SPORT」に似たパターンや構造を採用しており、将来の市販タイヤにフィードバックされていく。

 ワンメイクタイヤのサプライヤーはミシュランなのだが、とても興味深いのが18インチサイズなことだ。通常フォーミュラカーといえば、F1をはじめ13インチが代表的なものだが、それについてミシュランの担当者がとても興味深い話をしていた。