多様な価値観を受け入れるUAEの真の姿

編集部:UAEは、7つの首長国が一緒になってひとつの国をつくったと聞いていますが…。

アルアメリ大使
Photograph/Mai Hokari(BOIL)

アルアメリ大使:はい。 1971年に誕生したので、2019年で48年目になります。考えが異なる7つの国が一緒になることは、とても難しいプロジェクトだったと思います。それを成功に導けたのは、素晴らしいリーダーとさまざまなものを受け入れる「寛容」な国民性が大きいかと感じています。

 ただ、他の中東の国の影響からか、まだまだUAEもコンフリクト(衝突・紛争)な地域とイメージする人が多いのも現実。しかし、UAEに訪れた人たちは、その考えは違っていたとすぐわかるはずです。さまざまな国籍の人たちとUAEの人たちが共存し、政治的にも社会的にも経済的にも、とても安定した国だと思っています。

編集部:日本人がUAEでイメージするのは石油などのエネルギーですが、逆にUAEの方たちは日本をどう思っているのでしょう。

アルアメリ大使
Photograph/Mai Hokari(BOIL)

アルアメリ大使:そもそも UAEと日本は、エネルギー事業で始まった戦略的な貿易関係でしたが、今日ではそのパートナーシップは教育・医療・宇宙などのさまざまな分野に広がっています。また、両国がCSPIという戦略的で包括的なパートナーシップを結び、共同ビジョンのもとディスカッションしています。それは経済・安全保障・外交などのさまざまな面に及び、自分たちが望んでいる将来を一緒につくりましょうということ。それだけUAEと日本は、密接な関係にいまあるのです。