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激動の令和時代、私たちの子どもや孫の世代には、ユーチューバーやキャバ嬢という職業を経験させることが必要だ(写真はイメージです) Photo:PIXTA

人工知能の進化で「人あまり」に
子どもが生き残るためのスキルとは

 ここ数年、私は人工知能の進化による仕事消滅について全国で講演を続けています。これから始まる2020年代には、人工知能の性能が急速に進化して、多くの企業の業務を変えていくことが期待されています。

 比較的実用化が早いものとして、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)による一般事務の大幅な業務削減や、自動運転車の登場による物流・運輸業務の自動化などがあります。そうなれば、今人手不足の業界が人工知能の恩恵で、逆に人余りになる可能性も示唆されています。

 さらに2020年代中盤に入ると、いわゆるナレッジワーカーと呼ばれる給与の高い専門職の仕事領域を、人工知能が浸食するようになります。業務負荷は軽減される一方で、現在の高給取りの仕事は普通の仕事とそれほど変わらない給与水準になることが危惧されています。フィンテックが発展することによって、これまで一番よい就職先だった金融機関における社員の価値も、相対的に低下していくといわれています。

 このようなことを講演で話すたびに、毎回同じ質問が会場から投げかけられます。

「私たちの子どもや孫の世代には、どのような仕事に就くべき、と教えていけばいいのでしょうか」

 これは40代から70代まで、身近に10代の子どもやお孫さんがいる人にとっては、実に切実な問題です。

 最近ではそんな質問について、私はこんな回答をしています。

「怒らないで聞いていただきたいのですが、極論を言えば、今の若い世代は就職する前の学生時代に、2つの職業を経験しておくべきだと思います。1つはユーチューバー(YouTuber)、そしてもう1つは女子ならキャバ嬢、男子ならホストです」

 本当に怒らないで聞いてください。平成の「親が子どもにやらせたくない職業のトップ3」とも言えるかもしれないこの3つの職業が、これから若い世代が生き抜いていくための重要なスキルに関係しているのです。暴論かもしれませんが、今回は、「若いうちにこういった仕事を経験する意味」を考えてみましょう。