まず、1つ目は「自立心が高い」こと。日本は素直な上に従順、忠実であることが評価されますが、ほかの国(とくに欧米)は「自立心」を重要視します。外資系の大手企業では、新卒者の採用時に「自立している人間か」を見ます。親元で暮らし、アルバイトも課外活動もしていない学生は、自立心が低いとみなされる傾向が高いです。ビジネスの視点から考えると、次のようなタイプの人が求められています。

・わからないことをすぐ誰かに聞くのではなく、まず自分で調べる
・社内プロジェクトなど、やりたい仕事があることを、上司に上手に伝えられる
・キャリア形成の責任は自分にあると認識し、社内外の研修で自分の成長を助けるものに、積極的に手を挙げる

 2つ目は、「自分をPRする力がある」こと。外資系企業で「謙遜」は、好まれません。「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、爪を持っていることをしっかりアピールできる人のほうが評価されます。つまり、「YES/NOをはっきり言える」「自分の意見を相手に伝えられる」人です。

 もちろん、外資系であっても日本人が圧倒的に多い職場の場合、率直な物言いや「YES/NO」での発言をすると角が立ってしまう可能性があるので、相手の状況を見ながら伝え方を変えるなど、多少調整する必要があります。しかし外資系では、基本的に自分の意見を持ち、それを言葉にする力がないと、評価されづらくなり損をすることになります。

 3つ目は、「スペシャリスト思考である」こと。外資系企業では、まんべんなく普通の仕事ができるジェネラリストよりも、専門性の高いスペシャリストが求められます。そもそも、外資系は人材をジェネラリストに育てるべく異動させる習慣がないので、育成されるのは自然とスペシャリストばかりになります。広く浅く仕事ができる人よりも、特定の専門分野の能力が高いスペシャリストのほうが市場価値は高いということです。

外資系企業で求められる「英語力」は○○で決まる!

 また、外資系企業となると、やはりどの程度の英語力が必要なのかも気になるポイントではないでしょうか。「外資系では高い英語力が求められるから…」と転職に二の足を踏んでいる人が多いようですが、必ずしも高い英語力が必要とされるわけではありません。もちろん、英語力はあるほうが良いですが、必要なレベルはポジションのグローバル度(海外や外国人との仕事が多いかどうか)、ローカル度(日本国内、日本人との仕事が多いかどうか)によって異なります。