家事代行サービス「タスカジ」の中でも、“予約の取れない家政婦”として大人気の「家族の片づけコンサルタント」seaさん。22年に及ぶ家事代行サービス歴で身につけた整理収納術で、家族と住まいの問題に切り込みます。GWも終わり、ぐんと気温が上がって汗ばむ日も増え、衣替えを意識する時期になりました。衣類の入れ替え作業に苦労している人は少なくありませんが、工夫次第で究極的には「衣替え自体が必要なくなる」とseaさんは語ります。そこで今回は、衣替えを楽にする3つの方法をseaさんが解説します!
「衣替えが好きではない」6割も
多くの主婦が1人で担わされる現状
せっかく衣替えしたのに、季節が戻ったような寒さ・暑さのせいで衣類をまた引っ張り出すはめになったという話をよく耳にします。一度着たらまた洗濯して再び収納ケースに詰め直すはめになり、なかなか衣替えが終わらない――。そんな状態に陥っている人は少なくないのではないでしょうか。
20~50代の既婚女性400名を対象にした「服の収納・衣替えに関する調査」(2014 年エステー株式会社調べ)によれば、衣替えが「好きではない」「どちらかといえば好きではない」と答えた人の割合は60.3%に上っています。「主に主婦がひとりで衣替えする」家庭が72.3%と圧倒的多数であることから、それが衣替えを「好きではない」と感じる大きな要因の1つになっているのかもしれません。
拡大画像表示
拡大画像表示
また、同じ調査の、普段の衣類収納に関する質問では「いつも衣類で部屋が散らかっている」(2.8%)、「収納せずに部屋にそのまま置いてある衣類がある」(44.3%)と回答されており、半数近くの主婦が普段から部屋の衣類を完全に片づけられていないことがわかります。
「衣替えが不完全」な状態だからこそ、「着たい服が取りにくい/着たいのにどこにあるかわからない/あるのを忘れて買ってしまった/服の量が増えて納まりきらない」という悪循環が生まれていくのは、家事代行の現場でもひしひしと感じているところです。
そんな大変な思いをしているくらいなら、いっそ衣替えのやり方、変えてみませんか?