中国・深圳証券取引所のハイテク関連など新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」の株価指数がベアマーケット(弱気相場)入りした。貿易摩擦や中国の銀行業界の緊張が要因。創業板指数の6日終値は前日比2.4%安の1416.06。4月4日につけた終値ベースの高値1777.26を20%余り下回る水準。通常、値下がり率が20%を超えると弱気相場入りしたと見なされる。中国の主要企業の株価動向を示す上海総合指数の6日終値は前日比1.2%安、中小型株主体の深圳総合指数は同2.1%安。上海総合指数は4月の高値に比べ約13.5%安となった。キャピタル・セキュリティーズのシニアアナリストのエイミー・リン氏は、「中国政府が最近、米国旅行に注意喚起したことから人々は貿易摩擦が近いうちに解決することはないと考えている」と指摘した。
中国のハイテク関連株価指数、弱気相場入り
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