・お腹は気になるが、時間やお金をかけたくない
・運動はしているが、お腹の悩みを解決できない
・お腹を凹ませて、人生を変えたい
 そんな方のために、好きなものを食べても運動しなくてもやせて、腰痛、猫背などの不調も改善する「合理的な方法」をお伝えしていきます。ビジネスと同じで、まずお腹が出る原因を探り、目標を設定すれば、とるべき手段が明確になり、おのずと結果はついてくる、そんな方法です。

食事でやせるとしぼむ?

植森美緒(うえもり・みお)
1965年生まれ。健康運動指導士。ダイエットに失敗した10年間の経験を生かし、リバウンドしない方法を提唱。自らもそれを実践し、最大60kgから14kg減量した体型を維持している。スポーツクラブ、カルチャースクール、専門学校、整形外科、自治体、健康保険組合、企業、女性誌など多彩なステージで活動を重ねている。実践のしやすさと続けやすさをモットーにしたセミナーは、その場で効果を実感できる点が参加者からも好評。著書に、『30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド』監修:石井直方(高橋書店)、『腹だけ痩せる技術』(メディアファクトリー新書)、『世界一簡単な「くびれ」の作り方』(PHP文庫)など多数。

 食事でのダイエットには、落とし穴が3つあります。

[1] 食事だけのダイエットではお腹のアウトラインは変わらない。

 メタボなお腹ならお腹のアウトラインそのままに凹み、下腹が出ているなら、下腹ぽっこりのアウトラインのまま凹みます。女性なら、寸胴なお腹がいきなりきゅっとくびれたりはせず、寸胴のまま細くなるのです。お腹のアウトラインを変えるなら、どのような形に変えるのか、筋肉への適切なアプローチが不可欠なのです。

[2] 食事だけのダイエットでは狙った箇所の脂肪を落とせない。

 テレビ番組『タモリ倶楽部』の冒頭で女性のたくさんのお尻の映像が流れますが、お尻の大きさや形など個性があるのがよくわかります。お腹もお尻と同じで、形だけでなく、脂肪のつき方は人それぞれです。くり返しになりますが、ターゲットとする箇所の脂肪を落とすには、まず気になる箇所の筋肉を使えるようになること、そして使えるようになった筋肉を持久的に長く、またはこまめに刺激する必要があります。

[3] 食事だけでダイエットすると、太りやすく、やせにくくなる。

 食生活はあまり変わっていないのに昔とくらべて太りやすくなった、また、食事に気をつけてもやせにくくなったと感じている人は少なくないでしょう。

 これは、おもに基礎代謝が関係していると考えられます。摂取カロリーが大幅に減るような食事でのダイエットによっても基礎代謝は低下します。

 たとえば、収入が大幅に減れば支出を減らして節約せざるを得ないように、摂取カロリーの減らし方を極端にすればするほど、体が消費するエネルギーを節約する傾向を強めたとしても、それはむしろ自然なことと考えられます。

 同じ5kgやせるのでも、1年かけてゆっくりやせるのと1ヵ月でやせるのでは、まったく話が違ってきます。健康診断前になると数値をよくしようと食事を大幅に制限する。そんなことを毎年繰り返している人では、年々やせにくくなってきた実感があるのではないでしょうか。せっかくの努力が水の泡どころか、太りやすい体質づくりになってしまうのでは笑えません。

 また、とくに40代以降になると「お腹のたるみ」リスクはぐんと大きくなります。食事制限に頼ったダイエットでは、カッコいいお腹になるというより、しぼんだ体になりかねないので注意したいところです。