主体性のある人材は
企業が欲しがる

 まず最も大きな効用は、「今、企業が欲しがる人材」の第1位が「主体性がある人材」だということだ。

 下記のデータを見ていただきたい。これは日本経済団体連合会(経団連)が2018年4月17日に公表した「高等教育に関するアンケート結果」である。

 このデータによれば、企業が学生に求める資質・能力などは、文系・理系学生ともに「主体性」「実行力」「課題設定・解決能力」が上位となった。

 特に「主体性」は、文系・理系を問わず、2位の「実行力」に大差をつけての1位であった。これは新卒に限る話ではない。新卒だけに「主体性」を期待し、入社2年目以降の社員に「主体性」を期待しない企業はないからだ。

 現在は、多くの企業が社員に「主体性を持って仕事に打ち込んでほしい」を考えている。主体的に仕事に取り組める優秀な人材を欲しているのだ。

 ならば、皆様がそのような人材になれれば、勤務先はおろか、業界や転職市場等における皆様の評価が高まることにもつながりやすくなるということだ。

 昇進や昇給もしやすくなるかもしれない。皆様が望む未来の姿に近づくことにもつながるだろう。周囲の人たちの一歩先を行くキャリアを描くことができるかもしれない。

 このように、同じ仕事をするにしても「上司からの指示を待ってから取り組む仕事のやり方」と、「主体的に自分のキャリアを考え、自分が任されている仕事を主体的に取り組む仕事のやり方」では、仮にどちらも同じような結果を出せたとしても、主体的に取り組む仕事のやり方の方が、将来の評価はより高くなる可能性が高い。

上司に「どういたしましょうか」と
聞いてはならない

 日常の業務においては、もちろん上司の指示を得てから動くことが望ましい場面もある。