「大地の二黒」優秀人材がほしければ
この質問をせよ
続いては、「大地の二黒」の学生です。
二黒の学生は三碧とは正反対の気質を持つと考えてください。
三碧は口数も多く、早口で、思ったことを何でも言ってしまうような傾向が強いですが、二黒は違います。
思ったことでも、なかなか口に出すことはせず、胸の奥に秘めておきます。
そして、雰囲気は少しおっとりしている人が多いかもしれません。
面接にきた学生が二黒だった場合、以下のように質問してください。
【これまでボランティア活動をしたことはありますか?】
【地道にコツコツと積み上げてきた経験や実績はありますか?】
【誰かをサポートして結果を出したことはありますか?】
二黒の本質は2つあります。
ひとつは「無償の愛情」を持って人に接することができているかです。
二黒の原典である「坤為地(こんいち)」は大地とともに伸びることを意味します。
大地はすべての動植物を受け入れ、その生命を支えています。
これと同じ意味合いで、誰かをサポートして、ボランティア精神を持った二黒は、その気質を最大限に発揮しています。
二黒が周りからの信頼を得るのは、謙虚なのに、すごく頼れる魅力を醸し出せた瞬間にこそあります。
ですので、ボランティア経験や誰かのサポートの有無は、その二黒としての人格を磨いているかどうかを判断するのに、非常に、重要な質問になります。
また、地道にコツコツと物事を継続できるのも二黒の特性であり、大きな魅力です。
三碧は初動こそは速いですが、飽きっぽく物事を継続する力が乏しい面があります。
しかし、二黒は逆なのです。
周りをよく見てから動くので、最初の動きは遅い傾向があります。
それでも、いざやりだしたら、結果を出すまでコツコツとなんでもこなしてくれます。
面接時に、コツコツとやって実績を出した経験を聞き出し、それがあれば、その二黒はすでに能力値としては高いものがあると判断していいでしょう。
なんでもよいのです。
毎日、ブログを更新する。毎日、寝る前のストレッチは欠かさない。毎日、気づいたことはメモを取っている。こうした積み重ねが、二黒の能力を開花させ、明るい未来を創っていく礎(いしずえ)になります。
二黒はマネジメント能力がとても高い傾向あります。
他のナインコードと比較してもダントツです。
それも、こうした真面目でコツコツと物事に取り組める姿勢が成せるものだと思います。コツコツとできるということは、それだけ冷静さも兼ね備えています。だからこそ、よく周りへの気配りができるというものです。