米電気自動車(EV)メーカーのテスラが24日発表した4-6月期(第2四半期)決算は、赤字額が市場予想を大幅に上回った。ただ同社は、市場が注目している2019年の販売目標は維持した。4-6月期の1株当たりの赤字額(調整済み)は1.12ドルとなり、前年同期の3.06ドルから縮小したが、アナリスト予想の0.35ドルには届かなかった。テスラの株価は時間外取引で10%超下落している。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は株主への書簡で、今年の納車見通し36万〜40万台を維持すると述べた。1-3月期(第1四半期)の納車台数が予想外に低調だったため、目標達成が疑問視され、4-6月期の回復に向けマスクCEOへの圧力が高まっていた。