「弱み」もわかっていると他人に頼ることができる
強みがわかったら、自分の弱みにも気づくことが大事です。自分は何ができないのか、何をしたくないのか。なぜかと言うと、強みや好きなことだけに専念できるように、やらないことを決めるためです。
自分の得意なことだけやり、苦手なことはアウトソーシングして、他の人や会社に任せる。うまく役割分担を行うことで、自分の強みはさらに強化されていくからです。
僕は、正直ボードゲーム以外のことは人並み以下です。例えば、会社員時代に取引先とメールのやり取りをしていて、相手を怒らせてしまったことがあります。ある企業の人と重要なお金の話をフェイスブックのメッセージ機能でやりとりしていたのですが、相手から、「こういう話はメッセージですることではないですよね?」と言われてしまいました。
僕は、なぜそういわれるのかが分からず、それが原因で相手はさらにヒートアップ。結果的に上司が間に入って解決してもらった、なんてこともありました。他の人は普通にこなせることなのに、問題を起こしてしまったことも多いです。
今でも、明白に覚えているのが、ある経営者に「君は、優秀な営業と組んだらすぐに成功するね」と言われたことです。よほど営業が下手だったのでしょう(笑)。
今は、ボードゲームという強みを活かせる場所にいて、自分の弱みを補ってくれる仲間がいます。だから、僕は常にボードゲームのことだけに専念して、夢中になっていられます。強みを全力で活かせています。
そのおかげで、どんどん成長して強みがさらなる大きな強みになっていく。好きなことに没頭できる最高の環境です。
そのため、強みを知ったら、自分の弱みを認めて、他の人を頼ることをおすすめします。自分一人で苦手なところまですべて解決するよりも、他の人と協力した方が圧倒的に早いですし、自分が苦手で嫌いなことが、ある人にとっては得意だということもあります。
人生は思っているほど長くありません。あっという間に時間はすぎていってしまうので、得意なことだけに夢中になれるように、強みも弱みも把握して没頭できる環境をつくっていきましょう。