自分の才能が1時間以内にわかる方法
人と会う以外で、僕が信頼を置いている強みの見つけ方をひとつご紹介します。自分は他の人と何が異なって、どんなことが得意であるのか。人は、一人ひとり生まれ持った資質があります。それらを知る方法としておすすめしたいのが、「ストレングス・ファインダー」です。
これはアメリカの組織コンサルティング会社であるギャラップ社が開発した、人の「強みの元=才能」を見つけ出すツールで、Webサイト上で177個の質問に答えていくものです。約40分間、すべての質問に答えることで、34の資質が順序づけて示されます。値段は89ドル(2019年7月現在)。
もっと安いものだと書籍の付録になっていて、トップ5の資質だけをお手軽な値段で調べることのできる簡易版もあります。日本でも人材開発や研修の一環として取り入れている企業が多数あり、もちろん個人でも受けることができます。
僕の場合は、「調和性、分析思考、親密性、規律性、個性化」がトップ5に表れました。今の活動に当てはめてみると、見事に資質を活かしているなあと思います。調和性は、争いを好まず、人と競争したくないという資質です。そのため、誰も競争相手がいない「ボードゲームソムリエ」というフィールドで活動しています。
次に、分析思考と規律性は、ボードゲームを含む世の中のさまざまなコンテンツを分析して、ボードゲーム製作時に分析した情報をもとにルールをまとめ上げていくという形で、自然と資質を活かしていました。親密性と個性化についても、いろんな面白い人に会いに行って話したりして、仲良くなるという感じで、もともとやっていたことにそのまま当てはまります。
今やっていることが、自分の上位の資質を活かすことができていると、それが自分の得意なことなので、ストレスなく最高の状態で仕事をできます。もし今やっていることで、不快を感じることが多いなら、自分の資質を活かすことができていないのかもしれません。 自分は何を得意とする人間なのか、逆に何が苦手なのか。強みも弱みも知ることで、自分の強みを活かせる環境をつくるきっかけになると思います。
(続く)