あなたはどのパターンが近いだろうか。この3パターンで該当する脳番地のトレーニングを実践していただきたい。どれから始めたらいいか迷った場合には、運動系→視覚系→思考系→記憶系の順番がおすすめだ。

【必読ポイント!】
◆「片づけられない脳」を鍛える脳番地トレーニング
◇視覚系を鍛える

 現代では、スマートフォンの使い過ぎにより、眼球の動きが減っている。これにより、視覚系脳番地が弱ってしまう。

 視覚系脳番地を鍛えるためのおすすめの方法は、「風景写真を撮ること」である。風景は視野いっぱいに広がるイメージであるため、撮影時に、よいアングルを探そうとして、あちこちに目が動く。これが眼球運動につながり、凝り固まった眼球を柔軟にしてくれる。

 また、「人の表情を見ること」もよいトレーニングとなる。具体的には、家族や同僚など、身近な人の表情や顔色をうかがうとよい。日頃から周囲の人の表情を見ていれば、「楽しそうだな、いいことがあったのかな」「体調が悪そうだな」と、変化に気づきやすい。これが視覚系脳番地の発達につながる。

◇理解系を鍛える

 理解系脳番地は、他の脳番地から情報を集めて、現在の状況を理解し、次のアクションを決めるうえで重要な場所である。理解系脳番地を鍛えると、片づけができるだけでなく、会議の議論の理解や複数の仕事の進行も上手になっていく。

 理解系脳番地を強化する方法の1つは、「部屋のレイアウト図を書いてみること」である。片づけでは、部屋の広さを把握してオーガナイズしなければならない。そこでメモ帳などに、家や部屋の間取り図を書いてみるとよい。さらに、間取り図の中に、今置いている家具などの配置図を書き込んでいく。紙に書くと、どこにどのくらいスペースがあるか、何がどこに置いてあるかを改めて認識でき、理解系脳番地が鍛えられるのだ。

 もう1つの方法は「趣味や立場が違う人とつきあうこと」である。「私はこうだから」と凝り固まるのではなく、さまざまな人、情報と接することが、理解系脳番地の成長を促す。ポイントは旺盛な好奇心をもって生活することである。