本みりんは酒類に入る一方で、酒類に含まれないのが「みりん風調味料」だ。みりん風調味料は、本みりんと製造方法が異なり、水あめなどの糖類や米、米麹などをブレンドして作られたもので、アルコール度数は1度未満のため、軽減税率の対象品目にあたる。当然ながら、料理酒にも14度前後のアルコールが含まれているため、これも消費税率は10%になる。

「お酒に関していうと、アルコールが利いたケーキの税率も判断に迷うかもしれません。しかし、ケーキ自体のアルコール分が1度を超えた場合でも、ケーキは『酒類』ではなく『食品』であるため、税率は8%のままになります」(林さん)

オロナミンCは8%のまま
リポビタンDは10%に

オロナミンCオロナミンCは医薬部外品ではなく「炭酸飲料」なので軽減税率が適用される Photo:Diamond   拡大画像表示

 冒頭で、「人の飲用または食用に供されるすべての飲食物」は軽減税率の対象だと述べたが、実は酒類以外にも人が口に入れるものでも軽減税率が適用されないものがある。それが「医薬品・医薬部外品」だ。

 つまり、医薬品である「内服薬」、医薬部外品に当てはまる「栄養ドリンク」などは、人が口に入れるものでも税率は10%に引き上げられる。ところが、一言で“栄養ドリンク”といっても、軽減税率の対象品目になるものと医薬部外品に当てはまるものがあるため、見極めが必要だ。

「栄養ドリンクの代表的な商品である、チオビタドリンクやリポビタンDなどは『医薬部外品』ですから、消費税率は10%になります。一方で、“栄養ドリンク”でもオロナミンCやレッドブルなどのエナジードリンクは『清涼飲料水』のため、8%のままです。また、トクホ(特定保健用食品)の飲み物や食品も医薬部外品ではないため、8%に据え置かれます」(林さん)

「おもちゃ付きお菓子」などの
一体商品に要注意!

 もう1つ、飲食料品で押さえておきたいのが「一体資産」だ。「一体資産」とは、おもちゃ付きのお菓子や、タオルやお菓子などを組み合わせたお歳暮ギフトのような、食品と食品以外の資産があらかじめ一体となっている商品のこと。この場合、消費税率は8%のままなのか、10%に引き上げられるのか。