たとえば、「文章をタイプするのって、やり出すとけっこう楽しいものだな」とか、「繰り返し練習をするのって、やればやるほどクセになるな」といった感覚です。誰でも経験があるのではないでしょうか。

 たとえやる気が起きなくても、まずは無理にでも始めてみて、手や目などの末梢から脳に作業の楽しさを伝える。そしていざやり出せば、脳がそれを続けるように働きかけてくれる。脳の構造上、「やる気は、やり始めてから出る」ようになっているのです!

 いざ、やり始めてみてもどうしても気分が乗ってこない場合は、心からそのタスクがイヤだという可能性が高いので、誰か得意な人に任せてしまうか、あるいは思い切って仕事を変えることを検討するのも、長い目で見れば得策かもしれません。

「とにかく手を動かし始める」には、「◯◯をしたときは、××をしないと気持ちが悪い」というようにクセづけするのも効果的です。たとえば「コーヒーを淹れたら、必ず企画書づくりを始める」とか、「◯◯の音楽をかけたときは、部下の書類をチェックする」などです。ぜひ、自分ならではの「開始のルール」をつくってうまくやる気を引き出してみましょう。