女性が働きやすい組織は
男性も居心地がいい

 このサービスを立ち上げた、株式会社MANABICIA(マナビシア)代表・池原真佐子さんも、実際に仕事と育児を両立させている一人である。

「最近は、女性のキャリアアップのために制度面の充実化をはかる企業が増えています。しかし、女性には結婚や出産、育児といったライフイベントの際 どうしても男性より精神的負担が増えてしまうのが現状です。そのため、管理職への昇進を希望していても、仕事とプライベートとをうまく両立させていけるのだろうか、と悩む方が少なくありません。こういった女性社員に向けて、精神的なサポートを行い、社内に女性が活躍できる風土の醸成やメンタリング文化が育っていくような支援を、一時的ではなく中長期視点でサポートしていきたいと考えています」(池原さん、以下同)

 政府は来年までに指導的地位に従事する女性の割合を30%にする目標を掲げている。しかし現実には、日本の女性管理職比率は13.2%に留まっている。アメリカ43.4%、イギリス36%、フランス32.9%に比べると、格段に低いのが現状だ。(内閣府男女共同参画白書2018年度版より)

「活躍したいと願う女性が、それを実現できる社会にしていかねばなりません。女性が生き生きと働ける組織は、男性にとっても働きやすいはずです。人口の減少に拍車がかかっている時代、もっと女性が力を発揮できる社会を作っていきたいと思います」

(吉田由紀子/5時から作家塾®)